2011 |
11,28 |
ご来場、閲覧まことにありがとうございます!
又、拍手ぽちっとしていただいた皆様も本当にありがとうございます!!
ウハッv
なんだかんだで、見逃していた先週のKBアニメをやっと今日見ました!!!
ナイスだアニメ!!
ゆきしゅん万歳!!www
そんなゆきしゅん脳であの不良設定な小話を書いてしまいました。
全力でゆきしゅん!!
でも、敬語じゃねぇ春ちゃんは一体誰なのか分からん感じになっちゃいましたww
妄想全開な小話ですがヨロシケレバ下の「つづきはこちら」から御覧いただけます。
デハドウゾ。
↓
又、拍手ぽちっとしていただいた皆様も本当にありがとうございます!!
ウハッv
なんだかんだで、見逃していた先週のKBアニメをやっと今日見ました!!!
ナイスだアニメ!!
ゆきしゅん万歳!!www
そんなゆきしゅん脳であの不良設定な小話を書いてしまいました。
全力でゆきしゅん!!
でも、敬語じゃねぇ春ちゃんは一体誰なのか分からん感じになっちゃいましたww
妄想全開な小話ですがヨロシケレバ下の「つづきはこちら」から御覧いただけます。
デハドウゾ。
↓
「祐希、帰ろう。」
にこっと花が咲くように少女が笑う。
瞬間教室の空気ががピシッと凍る。
話しかけられた祐希は少し顔を歪めながら少女、春を見返した。
おいおい、松岡さん!
そいつはやばいよ!!
早く逃げてぇ!!!!
と、聞こえてきそうなほど不安げな視線が教室中から突き刺さる。
うっとうしい事この上ないが、致し方ないことだと祐希は思った。
手早く帰宅準備をして教室から足早に立ち去る。
春はその後ろを小走りについてくる。
にこにこと笑う春に、ほだされてんなぁと思わなくも無い。
だがまぁ悪くは無いものだ。
祐希はこの学校一の問題児だ。
喧嘩に明け暮れ、学校にも碌に来ない。
親に無理やり入れられた学校なので退学になった所で何の問題も無かった。
しかし、祐希は春と出会ってしまった。
春は優等生の鏡のような女の子だった。
化粧っけもなく、制服もきっちりと着こなす少女。
祐希がつるんできた少女とは全く違うタイプの人間だった。
何を思ったのか、ある日を境に春は祐希を付回すようになった。
理由はひとえに寂しそうだったから、だそうで。
最初は鬱陶しいと思っていた祐希だったが気づけば二人でいる事が当たり前になっていた。
春は優しいので喧嘩を嫌った。
他人が傷つくのも祐希が傷つくのも嫌がった。
春はまじめだった。
なので祐希が学校をサボるのを嫌った。
春が怒ったり悲しんだりする顔がだんだんと苦手になっていく。
とても不思議な事だが、祐希は自然と喧嘩をさけ学校に行くようになった。
まだ、周りとは上手くいかないけれど
そのうちどうにかなるんじゃないのかと最近は思い始めている。
少し前まで、喧嘩三昧だった自分が。
なんとも不思議な事だ。
「あ、祐希。
肉まん食べてこうよ。」
「買い食いなんていいのかよ、優等生さん。」
「もう、意地悪いう!」
少し怒ったようにする春も可愛い。
顔に出すのも癪なので顔を背けた。
と、そこに見覚えのある金色の触覚が見えた、見えてしまった。
「あぁ!!!!!!!!」
遠くから大きな絶叫が聞こえる。
どうしよう、早く帰ればよかったのか。
「お前!あの時のフザケタ野郎じゃねぇか!!」
「っぜぇな。だったらなんだよチビ。」
「なぁ!?ちっちびだと!!!」
真っ赤な顔で怒鳴り散らす触覚に嫌気が差して思わず舌打ちをする。
祐希は春も要る手前喧嘩もできないしどうしたものかと考えた。
「おい、なにやってんだ千鶴。」
「アニキ!こないだの野郎が!!」
ふらりと近づいて来た男は祐希に良く似た顔の男だった。
こないだの喧嘩で触覚にアニキと呼ばれていた男だ。
ますます厄介な事態になってきた。
「祐希。」
ぐいっと袖を引っ張られる感触に横を見れば春が不安そうな顔で祐希を見ている。
相手は2人。
切り抜けられなくも無いが、
「喧嘩は、駄目だよ。」
春がそういうなら祐希はソレに従うしかないのだ。
祐希は春の手をとって思いっきり走り出した。
運動が苦手らしい春は脚を絡ませてつんのめりながら引っ張られていた。
待てや、こら!っとかそんな声が後ろから聞こえる。
待てといわれて誰が待つものか。
祐希はいっそう早く走った。
びゅんびゅんと周りの景色を追い越して出来るだけの全速力で走り去る。
暫くそうして走っていると急に腕が重たく沈んだ。
あれっと思う間に地面へ倒れている。
「いったぁい。」
後ろから聞こえる情けない声に、あぁ春が扱けんだと気づいた。
けっこうな距離を走ったおかげで巻いたようだ。
ほっと息をついたものの春のしくしくとなく声で意識を戻される。
「春?」
見ると春の膝は擦りむけて血がどくどくと流れ落ちており春の白い靴下を赤く染めていた。
血を止めなくては、と思いながらもハンカチなど持ち歩いているわけでもない祐希は途方にくれる。
「おい、泣くなよ。」
「うぅ…。
大丈夫、ごめんなさい。」
「いや、春が誤る事なんてない。
俺こそ、悪かった。
変なもんに巻き込まれちまって。」
ばつが悪そうに誤ると春は一瞬きょとんと目を丸くした後くすくすと笑い出した。
「なんだよ。」
「ううん、なんでもない。
喧嘩せずにすんでよかったね。
祐希が喧嘩する所見たくないもん。」
にこにこと笑う春を見て急に顔に熱が上がる。
「別に。
ほら、足痛いだろ。
オブってやるから乗れよ。」
赤い顔を見られるのが嫌で、祐希は背を向けた。
くすくすと後ろから楽しそうな笑い声が聞こえてますます恥ずかしくなる。
「じゃぁお言葉に甘えて。」
遠慮がちに乗っかったその体重は、まぁそれなりに重かったけれど
なんだかとても幸せで。
喧嘩ばかりしていたあの頃とは全く違うその日常にまだなれない祐希は
赤くなる顔をさらさぬよう下を向いて歩き出した。
PR
Post your Comment
カレンダー
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
最新記事
(04/10)
(01/22)
(01/17)
(01/10)
(01/09)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
ブログ内検索
最古記事
(10/29)
(10/30)
(10/30)
(10/31)
(10/31)
P R
アクセス解析